利用者の会のご案内

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松本市松南公民館利用者の会の組織

「主役は市民」の理念を実現するには、公民館の企画運営、特に市民が直接参加するイベントに利用者の声を反映させることが必要です。利用者の声の反映は、活動の意欲を高め公民館活動を活発化すると考えられます。
 そこで登場したのが、利用者の会です。利用者の会には、別の効果も期待されます。それは、それぞれ個別に活動しているサークルや団体が、横のつながりを持つことで」、互いに影響しあい活動が活発化し、向上していくと思われる点です。
 なんなんひろばは、利用者の会の目的や性格を、
 1)なんなんひろばは、単なる行政機関の貸館ではなく、市民が主役となる文化の館である。
 2)なんなんひろばは一年を通して様々な事業を行っている。これは市民・職員の立場をこえて共に企画・運営・実施を行い、また利用者相互の親睦と交流を深め、各団体の育成発展と地域文化の向上に寄与することを目的としている。
  と考え、その活動を期待しています。
   ところで、新しくなった「なんなんひろば」では、261のサークルや団体が公民館関係の登録団体として活動し、勤労青少年ホームでは16のサークルとホームとホーム利用者の会が、図書館では図書館運営委員会がそれぞれ独自に活動していました。
 開館2年目となった平成3年、公民館文化委員会は、なんなんひろばに集う総ての団体やサークルに参加を求め、初めて「なんなんひろば文化祭」を企画しました。ところが、活動している団体やサークルの情報がないため組織作りから苦労しました。実践を通して壁に突き当たったのです。
 この体験から利用者たちは利用者の会の必要性を実感しました。そこで、なんなんひろばの事業に参加し、利用者相互の親睦を深めることを目的に、「利用者の会」が組織されることになりました。
 こうして、平成4年6月「なんなんひろば利用者の会」が結成されました。公民館関係団体42団体、会員数716名、勤労青少年ホーム利用者の会会員数360名と、図書館利用者運営委員会が参加し、事業費補助や事務通信費に当てる会費一団体2,000円で発足しました。


松本市松南公民館利用者の会の活動について

利用者の会は、結成されると早速活動を始めました。
 松本ぼんぼんには、南部さわやか体操と勤労青少年ホームのメンバーを中心に、近隣の子どもも加わって「なんなんひろば連」として参加し、夏祭りを満喫しました。
 続いて行われた納涼盆踊り大会では、土楽会・粘土人形の会・すみれ会・南部さわやか体操・コサージュの会・民謡クラブ等のサークルが、連日準備に参加し、当日は夜店を出すなど積極的に活動しました。
 秋の文化祭は、展示・上演・実演・体験・の各部門の他、朝市や屋台、フリーマーケットが計画されました。
 計画の実践は、各部門の担当部長を中心に、連日打ち合わせ会を開き、細部をつめました。
 こうして魅力ある文化祭が創造されたのです。
  その他にも、献血フエステイバル・餅つき大会・松本人形劇まつり等のイベントや、図書・視聴覚活動・ 生涯教育活動等が行われました。特に「なんなんひろば星空平和音楽祭」では、信州大学吹奏楽部の演奏に合わせ「フインランデイアを歌う市民大合唱団」による大合唱「交響誌フインランデイア」は、心を揺さぶりました。
  この他、勤労青少年ホームでは、お花見・ロードレース大会・リーダー講習会・七夕ダンスパーテイー・スポーツ交流会・路地裏ウオークラリー・年忘れちびっこお楽しみ大会・スキー・ゴルフの講習会等が実施されています。
 これ等の活動を通して、利用者の会はその存在意義を改めて確認したのです。